シドニーに向けて出発

平成14年7月21日は大変暑い1日だった。夜にはオーストラリアに出発というのに我が永和クラブのバレーボールの試合が重なってしまったのだった。残念なことに一回戦で敗退し、3時頃には自宅にて出発の準備をすることが出来た。前日にはほとんど用意完了していたのでチェックだけで済み、5時には成田空港に向けて出発できた。

空港は大変な混雑ぶりだった。学生が夏休みに入ったからなのだろうか?荷物を預けるカウンターなどは列が長くつながって渋滞状態になっているほどだった。旅行保険に入り、すべての手続きが出発の1時間半ぐらい前に終了した。最後のおみやげ(なま八つ橋)を買い、飛行機の中で食べるようにと(いかのくんせいとのど飴と南アルプスの天然水)を手荷物にゲットしいざ飛行機に…。そう言えばわたし(さざえ)は飛行機が嫌いなのだった。離陸着陸の時耳が痛くなるのが耐えられないのだったが、6月に田舎の母達と北海道に小旅行したとき飛行機を経験しているのであまり恐れもせず、この旅行に出発できた。

午後9時10分、定刻通りの出発…。さあゆっくり寝て目が覚めればもうシドニーだ…と思ったのはとんだ見当違いだった。窓際の席だったのだが夫の隣にはなんと2人分くらい幅を取るような外国の女の人が…。そのうえ夫はまだぎっくり腰が完治していないし、手荷物を全部私の方に貰って彼の足元をゆっくりさせようとしたのだが、それでも窮屈そうで辛そうだった。身の回りをなんとかすっきりさせようともがいているのに、スチュワーデスが本やらお茶やらをやたらとすすめる。そして夜食が運ばれてきた。もう身動きとれない。このままでシドニーまで行くのか…ああ地獄だ〜!

なんとか2人うつらうつらとして寝ていたのだが、4時ちょっと過ぎに、機内がざわざわし始めた。オーストラリア大陸の上空にさしかかったらしい。着陸までには3時間もあるのにもう上空?といぶかってみたが、ここは日本ではないあのとてつもなく大きな大陸なのだということがまだぼうっとしている頭によぎった。こんな早い時間にもう朝食が運ばれてきた。ただ座っているだけなのでちっともお腹が空いていなかったが、でるものは何でも残さず…というのが私(さざえ)のモットーなのですっかりたいらげてしまい、今度はお腹がきつくてシドニー空港に着くまでがまたまた試練…やっぱり飛行機はいやだ〜!