ペアレンツのお宅訪問

キャンベラ空港から長男がお世話になったお宅まで車で約20分ぐらいだったかな〜。彼が運転してきた車は73年型のトヨタカローラ2ドアタイプだった。ぎっくり腰の完治していない夫に前に乗ってもらおうと後ろの席に乗り込んだが、何せ私(さざえ)は夫よりも背が高いし足も長いときてるので後部座席への乗り込みは大変きつかった。

キャンベラは首都特別区ということもあってか整然としたきれいな都市だった。昨年の暮れに森林火災があったということで、道中いたるところに焦げ付いた丘のような山が続いていた。

自宅にはペアレンツが私達の到着を待っていてくれ大歓迎をしてくれた。さっそく外人特有の肩を抱く挨拶がなされたが、日本人にはなじみのない行動なので身体がぎくしゃくしてしまった。他人が見たらロボットのように見えてるのだろうな〜!

お茶をご馳走になり、ランチはどうするか聞かれたのだが先にも述べたように飛行機の中の食べ物攻めでお腹はいっぱいと辞退し、家の中を案内してもらうことにした。平屋建てで地下室があった。12畳ぐらいのダイニングキッチンにやはり12畳ぐらいのリビングが玄関を入って左にあり、右の方には主寝室とサブ寝室、その他に8畳ぐらいの部屋が3つあった。そして裏庭に面したところにママの作業場つまり洗濯や縫い物など主婦の諸々の用事をする部屋があり、隣にトイレとお風呂場がつながってあった。

ダイニングキッチンと玄関フロアの間に地下に下りる階段があり、そこはご主人レオンの趣味の作業場となっていた。

もうひとつ忘れてはならないもの、それは愛犬ジギーの存在だ。言葉が通じなくてちょっと白ッとした空気が流れると常に間を持たせてくれる重宝なマルチーズ犬がいたから2日間お世話になっているあいだリラックスできたのかもしれない。

裏庭にはプールがあったらしいのだが、レオンと慎がバーベキュー場に作り直している最中らしい。帰国までには完成させたいと彼らは意気込んでいた。