果てしなく続く大地

キャンベラを朝8時半に出発していざブルーマウンテンへと向かった。メイン道路ではなく、カントリーロードで!

2日間お世話になったトヨタカローラは古すぎて長距離ドライブには無理…ということでL嬢のお父さんのラン

ドロバーをお借りすることとなった。とても頑丈な雰囲気の車だったが、乗降するステップがとても高い所に有

り、私もやっと乗り降りしたし、夫などはぎっくり腰の上に足が短いときてるから超難儀をしたらしい。

キャンベラを出た辺りにジョージ湖というとてつもなく大きな湖があったが、全く水がない!どんな理由で水が

ないのか判らないが、季節によってあったりなかったりするらしい。

道の両側はどこまでも牧場が続いていた。民家はほとんどなく、ときどきぽつんと建っているだけである。同行

したL嬢いわく『ここには集落がなく、自分の牧場の真ん中に家を建てるのです。隣同士の家が何キロも離れて

いるのは当たり前のことなのです。』

牧場の所々に羊や牛の水飲み場があり、羊達がむれていた。今は冬なので牧草も茶色・車窓から遠くを見ると広

い大地に石がてんてんと落ちているように見えるものが、近くになるとそれらはほとんど羊・というように全く

驚くほどの羊の数だった。

牧場のまっただ中 ・あまりよく整備されてないカントリーロードをL嬢の運転する車は約300キロ先のブルー

マウンテンにと急いだ。道中ずっと寝ていた夫は時々目を覚まし、あれまだあんまり走ってないね?と不思議そ

うにいう。いつ目を覚ましても景色が変わらないものだから錯覚をしてしまったらしい。

毎日朝になるとジギーが起こしにきてくれた。ちゃっかりベッドに乗ってくる。

今日は早く出かけるのに朝寝坊をしてしまった私でした。

出発前の記念撮影。右の車が、ランドロバー。

キャンベラをちょっとでた辺りのドライブインに世界一おおきな羊がいた。