エコーポイントにて夕食

キャンベラからの長いドライブも今日はこのエコーポイントでおしまい!

今夜はここのモーターホテルで一泊する。

L嬢が、やっと探してくれたホテルである。一泊というのはあまり歓迎されないらしく、

ほとんどのホテルから2泊なら良いといわれたらしい。インターネットを駆使して探しだ

してくれたモーターホテルであったが、部屋も広いし清潔でたいへん感じの良い所であっ

た。歩いて5分ぐらいのところに展望台があり、ここからはブルーマウンテンのおもだっ

たところがよく見える。スリーシスターズという奇岩もすぐ目の前にある。

今夜はこの町「カトゥンバ」のレストランで食事をするのだ。さすがに観光地だけあって

キャンベラから今まで通過してきたどの場所よりもはなやかで大きな町だった。

カトゥンバとはアボリジニの言葉だそうだ。北海道の地名のように原住民の言葉をそのま

ま英語に置き換えたということらしい。

昔見た、マリリンモンロー主演のナイアガラという映画の中に出て来るようなモーターホテルだった。

部屋の窓の向こうにはブルーマウンテンの山々が見渡せた。

L嬢とまったく同じ名前のレストランを発見し、そこで夕食をとることになった。

入り口は小さくてあまりぱっとしない感じがしたが一歩中に入ると別世界みたいだった。

ボーイがすっと寄ってきてコートを脱ごうとしたらエスコートしてくれた。映画の一場面のようではないか…。

中央にピアノがあり、その脇に暖炉が赤々と燃えていた。すぐテーブルに案内されたのではなく、暖炉の前のふかふかソファーでワインを飲みながらからだをあたため、その後テーブルに案内されたのだ。

とってもゴージャスな気分だった。気持ちがうきうきしすぎて何を食べたのか忘れてしまった。