ブルーマウンテン探索
昨夜雨が降っていたが、朝までには降りやんで絶好の探索日和であった。
朝食はモーターホテルでとることになった。簡単な料理のバイキング方式だった。
トーストにつけるジャム(ブルーベリージャムだと思っていた。)をパンにたっぷり塗っていたらL嬢が「オーノー!それはべジマイ
トといって少量をバターなどと一緒に付けるものです。たくさん塗ったらまずくて食べられません」と言う。
試しにちょっと食べてみたら本当にまずい!日本の青汁のような味がした。野菜のエキスの固まりらしい。トーストを1枚無駄にし
てしまった。
エコーポイントから徒歩20分ぐらいのところに『スリーシスターズ』という奇岩がある。それにまつわる昔話が今でも伝わってい
た。
むかし、アボリジニのある部族に美しい3人の姉妹がいた。その娘達を、たの部族の男が誘拐しようとして戦争が起こった。娘達の
父親は魔法使いであった。この戦争が終わるまで娘達を無事に隠しておかなければならないと考えて岩に変えてしまった。しかし悲
劇が起こった。父親が戦争で死んでしまった。魔法を解く方法を知っているものは父親だけだったのだ。こうして3姉妹は今でも岩
になったまま魔法を解いてもらうのを待っている。このブルーマウンテンの底深く埋もれた魔法を解く鍵を今でも探し続ける鳥たち
が、木々の間を行き交っている。
スカイウェイに乗って上空散歩したり、登山電車で下まで降りて太古の昔を思わせるしだの林を散策したり、親子3人子どもに返っ
たようにわくわくした時間を過ごした。L嬢は高所恐怖症ということで、登山電車の上の駅にて待機…こんないい景色の中に来れな
いなんてかわいそうだったな…。
エコーポイントの展望台脇の売店 |
スリーシスターズへの遊歩道 |
ブルーマウンテンの底…オオシダノ原生林。 |
昔、アボリジニが住んでいたといわれる洞窟。 |
スカイウェイから…日本語でガイド放送を流してくれた。 |
スリーシスターズの1番大きな手前の岩までは、散策できるようになっている。 |
伝説のスリーシスターズ。 |
スリーシスターズの反対側にある奇岩。 |
ブルーマウンテンとブルースカイ。 |
真下からみたスカイウェイ。 |