美ら島めぐり

日本なのに日本離れした南国の別天地八重山諸島を旅してきた。

ツアー会社からのダイレクトメールから始まった3日間の癒しの旅だった。NHKの朝のテレビドラマちゅらさんの舞台になった小浜島・ 赤瓦の家並みを牛車で行く竹富島・干上がった海を牛車で渡る由布島・日本のアマゾンと呼ばれる西表島・羽田から飛行機で降り立った石垣島等々羽田から約4時間の空の旅は初めての南国に心ときめき、幸せな気分でいっぱいだった。

5月13日

 

 

 

羽田から石垣空港へ。南国の真っ赤な花が出迎えてくれた。小さな空港で出発・到着が2つずつしか無い。空港からマイクロバスに載って石垣港へ。高速船に乗って最初の訪問島 小浜島へと向かう。時間調整があったので付近を散策した。赤れんがの公衆電話発見! 沖縄って感じだな〜。

海人(うみんちゅ)というブランドのTシャツを留守家族に買った。まだ旅の始まりだというのにもう鞄は膨らんできた。

石垣港から小浜島へは高速船だった。

これがまたやたらとスピードが出ていて船酔いなんてする間もなく到着してしまった。しかしやはり距離があるので30分はかかったなー。初めての訪問なのになぜか懐かしい気がするのはやはりNHKのテレビドラマのおかげなのか?

5月14日

早朝ホテルの自転車をレンタルして和也君の木までいってきた。ホテルとは全く反対のところにあったので往復1時間もかかってしまい、朝食にやっと間に合うほどギリギリだった。夫はすっかりグロッキーで朝食を食べることが出来なかった。

小浜島から竹富島へ。

牛車にのって沖縄民謡のモデルになった「安里屋ユンタの家」や赤れんがの家並みや星砂の海岸等島内観光をした。のんびり行く牛車のゆらゆらとした命の洗濯は最高だった!一番前に座っていたので牛さんの落とし物を見させてもらい…うるうる。

竹富島から西表島へ。

島から島への旅なので船の移動のみ。高速船というだけあって早いことこの上ないが、ちょっと恐い気がした。他船と接触したらどうなってしまうのだろうか等と考えはじめたら切りがない。と、なんと沖縄県警という名前を書いた船が航行しているではないか!それもやたらと早い。そうかここらは島だらけなのでパトカーではなくてパトセンなんだ。

西表島は国立公園で島の90%が亜熱帯の森に覆われ、稀少な動植物が数多く生息している島だ。海に流れ込む川の河口から何キロもさかのぼって潮が満ち引きをしているので海水と真水両方に生きるマングローブが生い茂っていた。

月が浜というロマンチックな浜辺に建つアジアンティストのリゾートホテル『ニカラナイ』泊だった。が、このホテルは今住民の反対運動にさらされている。月が浜はウミガメの産卵場らしい。自然環境を破壊するホテルはいらない!ということなのだ。実際泊まった私もそう思った。やはり自然はそっとしておいてほしい。大きなホテルでなくて、こじんまりした旅館や民宿でこのままやっていってほしいものだとも思った。

5月15日

西表島から石垣島へ。

高速船に乗って石垣島へ向かった。上原港から乗った。岸壁に停泊していた船が、どうも場所が駄目なところだったらしくパトセンにすみやかに移動するようにとマイクされていた。さながら陸の駐車違反の取り締まりのようだ。

石垣島ではミンサー織りの工場見学やおみやげ店へのお金落とし…。赤い花さん!ありがとう!さようなら。またいつか訪問したい島々だった。