下妻も激しく揺れた
2011年6月15日更新

この度の大地震は下妻市へも直撃し、とても大きな傷跡を残しました。
檀信徒の皆様もその復興対処に日々ご苦労をされていることと存じます。
忙しい田植えも終了し、ちょっと一服のこのシーズン。法光寺の被害状況を報告いたします。

被災前の本堂

文亀元年の開山。以来510年余の歴史を誇り、檀信徒の皆様をお守り続けている。


全壊した向拝(ごはい)の様子。重い燈籠も向きが変わっています。


ご本尊様をはじめ、お飾りしている燈籠も激しく損壊。
仏具は欠けてしまったり崩れた壁の土埃にまみれてしまいました。

法光寺の被害状況
1,本堂前面の向拝(寺に入る正面玄関)の全壊
2,向拝が倒れる際、本堂南面のガラスを直撃。サッシ枠も曲がって再生不可能
3,ご本尊様(釈迦牟尼仏)が須弥壇上から落下。ご尊顔、蓮華台、蓮華台座などの損壊
4,本堂内の白壁が柱より乖離、およびひび割れ、凹凸発生
5,燈籠、聖観音像、歴代住職篋印塔等の倒壊・損壊


仏師のもとで修復中のご本尊様


穴が開いてしまった本堂の壁
サッシのガラスも割れ、本堂へ飛び散ってしまった。

お参りの方へ
震災により多くのお墓が倒壊しております。
だいぶ余震はおさまってきたようですが、揺れたときは速やかに石塔から離れてください。
瓦が落ちてきそうな場所、塀などからも同様に離れてください。
最近は強風の日も多くなっており、強風によって弱った石塔が倒れることも考えられます。
強風の日は普段以上に気をつけてお参りください。

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